学校教育施設で警備職を14年間続けています。複数棟ある校舎と図書館や駐車場等の施設内外の安全を守る仕事です。12名いる同僚とローテーションを組んで、入館者管理をはじめ、巡回・立哨、各所に設置されている防犯カメラの監視等、いわゆる「1号警備」と呼ばれる施設警備業務を行っています。

前職は某企業で営業職をしていたのですが、家の事情で退職しまして、自宅から近い場所での仕事を探していたときに、この仕事に出会いました。まったく経験のない状態ではありましたが、きちんとした研修を受けさせていただけるということで入社させていただきました。14年前ですので、まだGLOBESHIPになる前の話になりますが、当時から会社側の対応はとても良かったです。

基本的な警備員教育の研修も受けましたし、フォロー研修や法定研修が毎年あるので、未経験だった自分でも、しっかり警備という仕事ができるようになりました。「安全を守る仕事」をするということで、以前は全く気にしなかったことにも注意を払うようになり、あらゆる点で見方が変わりました。性格的にも、最初は割とスタンドプレーといいますか「俺が！」と動いてしまっていたのですが、チームワークの大切さを学び、慎重に行動するようになりました。

制服を着ていますから、こちらから監視しているだけじゃなくて、逆に誰かに「見られている」ということを忘れずに、常に緊張感を持って働いています。いわゆる“当たり前”の状態を保って、安全・安心な日常をつくっていくのが使命ですので、気づいたことは後回しにしないように、状況に応じた適切な対応を心がけています。

やはり職務上、当直勤務等で寝食を共にしていますから、仲間との意思疎通はできていると思います。お互いに情報共有し合って信頼し合えるようになれば、スムーズに問題解決できるようになりますし、それぞれの目でしっかり見ることが安全への第一歩です。チームワークの大切さを学ばせていただけたのも先輩や同僚たちのおかげです。自分が見ているものと人が見ているものは違うということに気づかせてもらえたことは大きいですね。

もちろん、職員の方々とは顔見知りですし、生徒さんも気軽に挨拶してくれますし、他愛のない会話を交わすこともあります。職員の方のフットサルチームに誘っていただいて参加したこともあります。交流を通して、普段お気づきのこと等をお伺い、業務拡張にも繋がるようなお話もさせていただいたりもしています。

今のところ、部活も「共友会」も都合が合わず、参加していません。いつか参加してみたいとは思っています。
休日は、地元の友人や親族と過ごすことが多いです。どちらかというとアウトドア派で、美味しいものを食べに行ったり、趣味のバドミントンの練習をしたり、ジムに行ったり、活動的に過ごしています。しっかり自分の時間を作れることに感謝しています。

日勤の場合は、朝8時に出勤、エリア巡回と立哨、モニター監視などをローテーションで行って、交代で昼食をとって、午後は午前中と同じくローテーションで見て回ります。何もなければ、17時定時で帰れます。当直の場合は、夕方、学生さんたちの退館を確認して無人になった教室等の施錠をし、巡回した後は機械警備に切り替えてモニター監視をします。交代で仮眠をとり、翌朝6時半から清掃が始まる前に各施設の開錠をして回り、9時に引き継ぎをしたら終業です。

施設警備業務検定2級は取得していますが、近いうちに警備員指導教育責任者の資格もとって、自分が先輩から教えてもらってきたように、後輩たちにきちっと教育・指導できるようになりたいです。この現場がとてもいい部署で自分に向いていると思うので、できれば、ずっとここで働きたいと思っています。